サービス

PoCで手応えは出た。でも“本番で使ってよいか”は、精度の数字だけでは答えられない。

業務起点で、生成AI・AIエージェント活用をPoCで終わらせず、本番判断・定着まで伴走します。机上で終わらせず、動くPoC・検証環境で確かめながら進めます。

Our Approach

業務起点AI/DX伴走

AI導入は技術選定ではなく、業務判断・運用判断・責任判断

生成AI・AIエージェント活用を「どの業務に・どこまで・誰の承認で」使うかという業務判断・運用判断・責任判断として整理します。BEMはそこを整理する会社です。

そして机上で終わらせません。検証環境や小さなPoCを動かし、見える形で本番判断を前に進めます。

属人化を、なくすことから始めない。「特定の人しか知らない判断」──いわゆる暗黙知を、すべてマニュアルにできるとは考えていません。BEMが先に言葉にするのは、正解の出し方より、迷ったときの止まり方です。どこで止め、誰に戻し、何が揃えば再開するか。

標準プロセス

01
ヒアリング・業務整理

AS-IS / TO-BE / GAP で課題を構造化

02
テーマ選定・PoC企画

効果×実現性で優先順位・使う/使わないの線引き

03
要件定義・ロードマップ

業務要件・運用要件・評価観点を整理

04
PoC推進・効果測定

動くPoCで確かめ、Go/No-Go材料を揃える

05
導入・運用・現場定着

使われ続ける条件(KPI・運用ルール・役割)まで

AIエージェントに任せる範囲は、ここから決めます

ワークフロー化 ── 正解条件より先に、止まる条件を書く

ハーネス設計 ── 任せる範囲を囲う。起案はAI、確認と決定は人

改善ループ ── 出た誤りを、次の前提条件や確認手順へ変えて戻す

BEMはこれを、AIドリブンな業務運用と呼んでいます。

工程を減らすことから始めない。先に、人が立つ場所を決める。

全工程に人が関与する配置

全工程に人が関与する配置。人の関与が工程の全体に連続している。 工程 AI

AIに委ねる範囲と、人が担う要所

AIに委ねる範囲と、人が担う要所を示す配置。 工程 AI
同じ工程を基準に、人が関与する位置の違いだけを見ています。要所(例外・最終判断・改善など)をどこに置くかは、業務ごとに決めます。

このページの原案にもAIを使いました。ただし、そのまま公開はしませんでした。文章が整っていることと、判断があることは別です。BEMは、AIを増やす前に、AIの出力を疑う役割と、最後に誰が決めるかまで設計します。

本番に進めてよいか──BEMが見る判断シート

“本番に進めてよいか”は、精度だけでは決まりません。BEMはこの観点で、PoCを「本番判断に使える形」に整理します。結果や数値は載せていません──これは"何を見るか"の枠です。

※ SIer・コンサルの提案や既存体制に、そのまま足せる共通の判断材料として使えます。「判断に必要な証拠」は代表例です。何をどこまで揃えるかは、対象業務・データ・体制によって変わるため、案件ごとに決めます。

観点何を見るか判断に必要な証拠(例)未充足だと何が起きるか次に進める条件(Go/No-Go)
精度・品質正答率・ばらつき業務担当が正解を付けたテストセットと、同条件で回した結果の比較表"デモでは動く"が本番で崩れるPoC結果で一緒に判定
例外・根拠想定外入力時の挙動/回答の出どころ想定外入力を含む例外ケースの応答ログ/回答ごとの参照元の提示想定外の出力が起きる/現場が信頼できない同上
監査・権限誰が何を見た/操作したかを追えるか入力・処理・出力・承認の記録項目の定義と、誰が何を見られるかの権限表権限・記録・責任の説明が難しくなる同上
責任分界AIに任せる/任せないの線・承認点業務ステップ単位で担う/担わないを書き分けた表と、人が承認する点の一覧任せる範囲の判断がぶれる同上
運用・定着運用主体・更新ルール・使われ続ける条件運用フロー・更新責任者・利用率以外の指標(詰まりが減ったかを見る指標)の定義利用が継続しない同上
コスト制御上限・想定外検知利用量の想定と実測の対比、上限設定と超過時の検知の設計コストが想定外に増える同上
総合精度だけでなく、業務上の詰まりが減るかで判断Go/条件付Go/No-Go

“動いた”ではなく、“使ってよい”へ。──この判断材料を揃えるのが、次の3つの支援です。

うち「責任分界(AIに任せる/任せない)」の線の引き方は、下の境界表で。

中心となる3つの支援

詰まり → なぜ起きるか → どう整理するか → 何が判断できる状態になるか。手元に何が残るかは「成果物」に示します。期間は対象範囲によって変わるため、代表的な進め方は下の例を目安にしてください。

01

AI活用診断

Q2 何を見るかを先に決める|使う業務・使わない業務の線引き

詰まり:生成AI活用の方針を求められているが、業務テーマに落ちていない。

なぜ:適用候補が業務単位で棚卸しされず、効果×実現性で比較できていない。使わない所の線引きもない。

整理:業務の棚卸し → 業務別の適用候補 → 効果×実現性で優先順位 → 使う/使わないの線引き → PoC候補・ロードマップ素案。

判断できる:どの業務から・何を期待して・何から着手するか(PoC候補は小さく試せる形まで)。

成果物:業務棚卸しと業務別の適用候補一覧/効果×実現性の優先順位づけ/使う・使わないの線引き/PoC候補とロードマップ素案。

※ 短期で着手したい場合は「ユースケース整理ワークショップ」(半日〜1日)から。適用候補の洗い出しと優先順位づけを素早く行います。

02

PoC評価設計

Q1 本番判断に使える形へ|例外対応・運用負荷・責任分界・データ更新まで

詰まり:PoCは成功して見えても、本番判断に使える材料が残っていない。次フェーズの社内説明が止まる。

なぜ:精度・利用率・時短だけを見て、例外対応・根拠提示・運用負荷・責任分界・データ更新を評価軸に入れていない。

整理:動くPoCで確かめながら評価軸を整理(精度だけでなく根拠提示・運用負荷・責任分界・例外時挙動・応答速度・コスト)。評価セット設計・Go/No-Go基準・本番化リスク一覧。

判断できる:本番に進んでよいか・どこまで期待してよいかを、経営・情シスが判断できる材料が揃う。

成果物:評価軸と評価セットの設計/Go/No-Go基準/本番化リスク一覧。

03

AI/DX伴走PMO+アーキテクト

Q3/Q4 役割と責任分界・使われ続ける条件|業務・情シス・ベンダーの論点をつなぐ

詰まり:関係者・業務・技術・ベンダーが分かれて、推進が止まる。

なぜ:論点がつながらず、技術設計と業務要件を一人で橋渡しできる人がいない。

整理:継続支援として論点整理・関係部門調整・AI/クラウド/データ設計レビュー・PoC推進・ベンダー調整・意思決定資料作成。必要に応じて検証環境や小さなPoCを実装し、見える形にして判断を早める。表に出る/裏側で支える、どちらも調整可能。

判断できる:各フェーズで次に進むGo/No-Goと材料が継続的に揃う。

成果物:論点整理と意思決定資料/AI・クラウド・データ設計のレビュー記録/必要に応じて検証環境や小さなPoCの実装。継続支援のため、各フェーズで積み上がる形になります。

3ヶ月を目安に、動くPoCで本番化判断まで進める

業務課題の整理から、クラウド上での小さなPoC構築、評価軸設計、テスト、本番化リスク整理までを、3ヶ月を目安に伴走します。本番開発を前提に作り込むのではなく、業務・技術・運用の論点を見える化し、Go/No-Goを判断できる状態をつくります。

※ AI活用診断・PoC評価設計・AI/DX伴走PMO+アーキテクトを組み合わせた代表的な進め方です。

  • どの業務にAIを使うか/小さく動くPoC・検証環境
  • 評価軸・KPI/テスト結果
  • 本番化リスク/Go-No-Go判断材料
  • 次フェーズのロードマップ
  • 見える形は目安です(業務・データ・権限により変動します)。

    専門支援

    起案はAI、決定は人。任せてよい業務/任せてはいけない業務を、監査できる形で設計します。

    04

    AIナレッジベース設計支援

    詰まり:社内ナレッジをAIで活用したいが、根拠・権限・更新が不安。

    整理:文書棚卸し・権限/公開範囲・データ品質/更新ルール・検索/回答UX・エビデンス提示方針・導入ステップ。精度比較だけでなく、現場運用の判断材料まで。

    判断できる:どのデータで・どこまで信頼して使えるか。

    05

    AIエージェント業務設計支援

    詰まり:判断業務・問い合わせ・調査分析などにエージェントを使いたいが、どこまで任せていいか・監査が不安。

    整理:担う/担わないの定義(=任せてはいけない業務を明示)・データ/API連携・入力/処理/出力/承認を追える監査設計(顧客側で検証できる粒度)・単一/マルチの切り分け・本番化リスクと評価計画。

    判断できる:どの業務を、どの範囲でAIに委ね、人がどこで承認するか。計算・厳格ルールは決定論的な仕組みへ外出しし、AIは起案者・決定は人というハイブリッド設計に。

    ※ 業務例の詳細はNDA前提で共有します。

    AIに任せる前に、人に残す判断を決める

    PoCが本番で止まるのは、精度だけの問題ではありません。承認・責任分界・例外時に人が確認し戻せる状態まで決まって、はじめて業務に任せられます。任せない業務を決めることで、任せてよい業務を本番に出す──止めるためでなく、進めるための線引きです。

    ※ これは"審査表"ではなく、委任範囲を一緒に決めるためのたたき台。SIer・コンサルの提案や既存体制に、そのまま足せる共通の判断材料として使えます。

    業務/判断AIに任せてよいこと人が確認すること人が決定すること任せない理由進める条件
    社内ナレッジ照会(RAG)候補回答・要約の起案参照元・最新性対外利用してよいか根拠を示せないと誤用される参照元提示+更新ルールがある
    問い合わせ一次対応返信ドラフト生成事実・トーン送信の可否誤情報の対外発信リスク送信前の人手承認フローがある
    定型の集計・分類・起案分類・集計・下書き例外・境界ケース確定処理例外時の扱いが曖昧になる/想定外の出力に気づけない例外検知と差し戻し導線がある
    レビュー・チェック補助観点出し・抜け漏れ指摘重要度・優先順位合否・採否責任を伴う判定は人が負う判定基準と記録が残る
    重い判断(契約承認・例外承認・最終決裁 等)材料整理・論点提示まで論点の妥当性承認・決裁そのもの説明責任・責任の所在が人にあるAIの役割を材料整理・論点提示に限定し、承認者・記録・差し戻し手順を明示する

    起案はAI、決定は人。──線を引くのは、安心して任せられる範囲を本番に出すためです。

    SIer・コンサルの方へ:協業の入り方

    生成AI/DX提案をしたいが、AI評価設計や業務×情シスの論点整理を補強できる人がほしい——そんな場面で、提案・既存体制に入って担います。

    SIer・コンサルの提案に、“本番に進めてよいか”の判断材料を足す役割として入ります。既存体制・役割分担は崩さない前提です。

  • 生成AI/DX提案の上流整理から入れる
  • PoC評価設計・Go/No-Go判断材料を作れる
  • 業務部門・情シス・ベンダー間の論点整理ができる
  • クラウド/PMO/アーキテクチャまで見られる
  • 既存提案・既存開発体制を壊さず、判断材料づくりとPoC検証に入れる
  • 表に出る/裏側で支える、どちらも調整可能(NDA前提で裏方に徹することも)
  • 本番で破綻させない地力

  • クラウドアーキテクチャ設計・技術選定(AWS/Azure/GCP)
  • コンテナ/サーバーレス/マイクロサービス設計
  • CI/CD・セキュリティ・ネットワーク設計
  • データ分析基盤の設計
  • PM/PMO(進捗管理・ベンダー調整・合意形成)
  • AWSAzureGCP KubernetesIaC CI/CDPMO

    Foundation

    土台能力(クラウド・PM/PMO)

    AI/DX伴走を支える横断技術力

    AIの議論を「動くPoC・本番運用」まで落とせるのは、クラウド設計・PM/PMOという土台があるからです。これらは単独の売り物ではなく、AI/DX伴走を本番で破綻させないための地力として備えています。

    インフラからAIまで横断して見られるため、技術選定・非機能要件・運用設計の論点を、業務側の判断とつなげて整理できます。

    PoCで判断材料を揃えた後は、必要に応じて本実装・開発支援にも対応します(既存のSIer・開発体制と連携した要件定義・アーキテクチャ設計・実装レビュー・PMO・開発伴走まで)。まず判断材料を揃えることを前段に置いています。

    近い課題から、ご相談ください

    何から始めるか、PoCを本番に進めてよいか、責任分界をどう引くか——近い業種の事例・概算のご相談も歓迎です(個別事例はNDA前提)。